アルコール依存を知ろう
日本の飲酒人口は6500万人に及び、その中で、大量飲酒者は236万人いると推定されています(平成8年)。近年、飲酒に起因する社会的障害がマスコミにも取り上げられ社会問題化していますが、家庭内においても夫婦間暴力、離婚、虐待や職場における欠勤、生産性低下、事故や犯罪などの社会問題が引き起こされています。
アルコール依存症には治癒はありませんが、断酒しリハビリを行うことで回復する病気です。当院では、アルコール依存症についての教育と回復のプログラムを提供し、酒のない新しい生き方を目指しています。

当院のアルコール依存症治療は二つの治療期間に分けています。入院から2週間は[1期治療]といい、解毒と離脱症状の管理を行ないます。2週間後からは、アルコール・リハビリテーション・プログラム(ARP)を行ないます。ARPはアルコール依存症についての教育やミーティングを通して、病気について正しい理解を得ること、お酒のない生活の見通しが持てること、回復のイメージを持っていただくことを援助しています。
アルコール依存症からの回復を難しくさせている問題の一つに、病気についての誤解や認知の誤りがあります。この問題を解決しない限り、アルコール依存症からの回復の軌道に乗ることは困難な病気です。当院では以下のようなARPを行うことによって、この問題の改善を行ないます。
アルコール依存症の教育入院は原則として1クール3ヵ月ですが、個人の状況に応じた個別のプログラムも組んでいます。
治療プログラムの内容は、医師等による講義を通し、アルコール依存症とその回復の知識を知る「勉強会」や、テーマに沿って、現在の自分を素直に見つめ表現する「自治会ミーティング」、飲酒していた時の自分を振り返り、今後の生活設計を発表する「酒歴発表」などがあり、同じ病気を持つ仲間と共に回復を目指す「自助グループ」で断酒に取り組みます。
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